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*四周年記念のアンケートで頂いた、九重生たちへの質問です。

■九重の千速や樹の恋愛を脇から眺めていたであろう執行部の人たちの裏話を読みたいです。

宮古「執行部、文化部長の宮古です。裏話……重藤の話は海田も関係してるからなあ。ちょっと難しいかも。うるさいんだよ、あいつ。佐々野とか瓜生なんて結構放っておいてるだろ?」
佐々野「まあ、そういうのは犬も食わぬって言うからね」
宮古「樹ちゃんのときは、俺も面白く見学させてもらったけどね」
佐々野「ああ、あれは……深山の意外な一面が見られたと言えば、そうだな」
宮古「そうそう。植物以外に懐く樹ちゃん!坂城を見つけると表情が緩んで、なんだかこっちまで笑っちゃったよな」
佐々野「まあ、幸せそうで何よりじゃないか」

■岡崎くん、(九重、ソクラテス)どんな基準でお料理を食べさせる友人を選んでいるの?

圭「はい、岡崎圭です。それはもちろん、俺の気に入った奴。気に入る基準っていうのは、自分でもあんまりよくわかってないんだけど……稜曰く、捻くれ具合が俺と同じか、もしくはものすごく素直な人間、だそうです。ちなみに、量がなければ、手伝ってもらわなくても別に気にしないかな。好き嫌いも別に。嫌いなものをこっそり食べさせて、後で暴露するっていうのも面白いし、ね?」

■不破お父様からみた息子とお隣さん(二人の関係ではなく、それぞれに対してどう思っているのか)

不破家当主「春日はいつまで経ってもやっぱり子供だな、と思います。まあ、最近ちょっとびっくりするような大人の顔をしているときがあって、寂しいと思うのは、内緒で。真己ちゃんは、お父さんを亡くしてから凛としたというか……それがちょっと切ないね。ウチの馬鹿息子が最近よく帰ってきて一緒にいるから、柔らかく笑うようになったのは良かったけど……馬鹿息子となんか遊んでいないで良いお嫁さんでも見つけたら良いのに、と思っています」

■八潮会長から見た執行部メンバーは?

八潮「執行部といっても、全員出てきてないんだよなあ。まあとりあえず、四獣って呼ばれている俺以外のやつらの話をすると。
みんな確かに頼りになる。俺ははっきり言って何もしないし。あいつらに任せれば平気だろ?って思ってるところがある。これは他の執行部員もそうなんだけど」
光己「そう言うところが八潮のずるいところだよなあ」
八潮「ずるいって?」
光己「そんなだから、あそこにいる連中はおまえの言うことを聞くしかないんだ」
八潮「そうかなあ」
光己「そう!」
八潮「でも、幹部組は別に言うこと聞いてなんかくれないけどな」
光己「そうなのか?誰が一番扱いずらい?」
八潮「……言葉が悪いな。まあ、敢えて言えば海田。あいつは絶対揺るがないから」
光己「海田先輩?!優しそうなのに」
八潮「優しいのは関係ないだろ?強いんだよ。で、優しいのは……瓜生だろうな」
光己「宮古先輩は?いい奴だって言ってたけど」
八潮「なんだ、いまだに納得してないな。まあ宮古は、ときどき危なっかしいと思うときがある。脆さと強さが紙一重だな」
光己「そんな繊細そうに見えない……そうか、そうなのか」
八潮「浅木は海田タイプだな。ま、見る目はあると言ってやるよ」
光己「大きなお世話ですー」

■ソクラテスの圭に救いの手を。

圭「わあー。ありがとうございます。いっそうのこと、あなたに救ってもらいたい!」
雅道「馬鹿か……」
圭「マサに言われたくないなあ。智を独り占めしてるくせに」
雅道「なんでそこについて文句を言われなくちゃならないんだ?おまえが抱きつくことがおかしいんだろうが!」
圭「だって、智が良いって言ったからなー。それに智はあったかいし柔らかいし、安心できる」
雅道「……もう触んな。一切禁止だ!大体おまえ、最近色々な人間を喰い散らかしてるってすごい噂だぞ。それで智が余計に心配して……」
圭「マサは心配してくれないんだよねー。切ないよなー」
雅道「嫌な性格だよ、全く。俺としても、誰かに引き取って欲しい……っていうか。荒れてる原因は俺じゃないだろう?」
圭「さあね。元を辿ればそうなんじゃないの?……それに、別に荒れてなんかいない」
雅道「説得力ゼロ。俺からも、こいつに智以外の救いの手を望みます」

■「眩しさに目を細めた先にだって、見えるものはあるだろうと言う」の続きで、その後の2人を

光己「その後の俺たち……?」
一穂「平和に仲良くやってます、でいいんじゃないのか?」
光己「でも、浅木は俺に何か隠していることがあるだろ」
一穂「隠していること?」
光己「ときどきみんなが、俺を呼ぶのに「あ」とか「ひ」とか言ってから、慌てて言い直すみたいに名前言うんだよね。どういうこと?」
一穂「それは俺に聞かれても……本人に聞けよ」
光己「みんな、ぜってー何か裏でやってんだろ?俺で遊ぶなっ」
一穂「まあ、三年になったらわかるだろ。大体、俺が勝手に光己で遊ぶことを許すはずがない」
光己「……なぜか説得力があるのが悔しいんだけど」

■ハルくん、大事にされ続けていますか?

真己「してるにきまってる!」
春日「なんで真己が出て来るんだよ。はい、されてると思います」
真己「思うって何?」
春日「真己……何飲んでんの?」
真己「んー?昨日おまえの親父さんが持ってきてくれたワイン」
春日「親父はワインとか飲まないからな……」
真己「あ、なんで取り上げるんだよっ」
春日「飲みすぎ。久々なんだから、眠られるなんて冗談じゃない」
真己「大事にされてないのは俺のほうじゃないの……?」

■千速くんの先輩の春姫の摂先輩のエピソードも気になります。磨きをかけてくれるひとって誰かしら……。

摂「誰でしょう……?」
千速「先輩……もったいぶってる」
摂「まさか。でも、静かで穏やかな生活は大事だろ?」
千速「そうですけど。じゃあ、ちょっとだけ。九重生ですか?」
摂「重藤知ってるだろ?」
千速「知ってますけどー。広も何かとお世話になっているようなので」
摂「海田、いい男になったな」
千速「せ、先輩?」
摂「何焦ってんの?取らないよ。相変わらず可愛いね、重藤は」

■ひいきの、宮古くん!■宮古の本音というか何を考えているのか知りたいですね。■宮古に恋人はいるのでしょうか??

宮古「はい。お呼びいただき至極光栄です。早速ですが、本音、ですか……。俺は日々、正直、素直に、をモットーに生きていますので、見せるほどのものはないです」
広「にっこり笑ったその顔が怖ーんだよ。腹黒いに決まってる」
宮古「酷いなあ。愛しの千速ちゃんに、色々隠し事をしている海田には言われたくない」
広「あれは必要だから!」
宮古「まあねえ、ばれたら後が大変だろうから?でも、春日が海田の『重藤には言えない年上のお友達』に会ったのは知ってる?」
広「聞いたよ。でもなんでおまえが知ってんだよっ」
宮古「俺に隠し事をしようなんて百年早い!」
広「これだから報道部長は……」
宮古「二つ目の質問にも答えないとね。恋人ですか?はい、います。日本全国津々浦々、両手じゃ間に合わないほどですが」
広「だからさ、真面目な顔でそう言うのがわからないって言うんだよな。えーと、とりあえず、三年の四月時点で、俺の情報網では引っかかっていません」
宮古「そんな。海田の情報網に引っかかる馬鹿はしません」
広「私的には、いないと思っているんだけどな。出来ないんじゃなくて、作らない」
宮古「だから、いますよ、たくさん」

■栖坂君と千速君の二人に是非会話してもらいたいです。微妙に趣旨から外れてますが。

千速「趣旨なんてもとよりないも同然でしょう!ということで、栖坂とお茶飲むことになったんだけど」
光己「先輩は有名だから、俺が会話していなくても不思議じゃないと思いますよ」
千速「有名?そう?まあ、栖坂は夏休み明けから入ってきてるから、あの話の中で一つだけ時期がずれてるんだよな」
光己「そうなんです。ついでに、俺は結構自分で一杯一杯だったみたいで、実はあまり周りが見えていなかったことに最近気付きました」
千速「まあ、その方がいいときもあるよ、きっと。それにとりあえず、浅木がフォローするだろう?」
光己「ええ、そうなんですけど!それがね、悔しいじゃないですか。俺も重藤先輩みたいに強くなりたい」
千速「はあ?俺は強くないよ?」
光己「でも、見てると、海田先輩が子犬ちゃんみたいに見えるときもあるんですよ。西の白虎なのに!だから、重藤先輩は懐が大きい、芯の強い人と見ました」
千速「広が子犬ちゃん……まあ、それはネタにとって置いて。なんか照れるなあ……。悔しい、っていうのはわかるけどね。なんかこう、背中を守り合うような関係がいいのに、どうも全部守られてる感じで」
光己「そうなんです!そう、背中を預けて欲しい」
千速「まあ、日々自分を磨くしかないね」
光己「うう……頑張ります」

■九重高校の寮について。南棟の人たちは、個室なので、基本的にえっちしたい放題の気が……東棟、西棟の普通の部屋の人たちから、反感もたれないんでしょうか……

宮古「今のところ、カップルどっちかは個室持ちってやつらばっかりなんだよな、そう言えば。……で、どうして俺が引っ張り出されるわけ?詳しそう?まあ、一応報道部長だけど。人様の家のベッド事情までは首突っ込みません。栖坂と浅木のときは特別。なんか異様に盛り上がったから。
そうそう、反感ね。ないんじゃないかなあ。南に入るっていうのは、それなりに日常生活でもいろいろ面倒なことを押し付けられることもあるから、個室はそれほど魅力じゃないし。一年同志はカップル率が低いし、ちらほら成立し始める二年のカップル達は、うまく部屋替えとかしてるみたいだな」

■松宮さん。彼氏って誰ですか?

(ちなみに。松宮はバスケ部副部長。『パズルの破片』番外にて登場)
松宮「え……い、いませんっ」
広「松……そんなにきっぱりはっきり力込めなくても。坊主が泣くぞ?」
松宮「し、知るかっ」
広「えー。これは本当にトップシークレットなんで、すみません。まあ、坊主と俺が言っているように、下級生なんだけど……いつか馴れ初めを聞いてみたいなあ。俺もよく知らないんだよな」
松宮「ない。そんなもんはない!」
広「俺はときどきあいつが不憫になるよ、松……」

■九重シリーズの梅野君。絶対、君にはなにかがある!!

(梅野もやっぱり『パズルの破片』番外に登場の千速の同室者です)
梅野「な、何か……?」
千速「ああ、きっとありますよー。ほんと、四月ぐらいは痛々しかったし」
梅野「重藤だって思い詰めてたような感じだっただろ?」
千速「それを梅野はやんわりと受け止めてくれて、ほんと、感謝してる。そのわりに俺は何も出来なかったし」
梅野「あー……でも、放っておいてくれたのは、正直助かったんだ。重藤同室で良かったって本気で思ったから」
千速「いつか、話したくなったら話してな?まあ、今は俺は相手を知ってるけど」
梅野「お互いなんか結託とかされて嫌だよな」
千速「ほんと。ずるいよな」
梅野「ちなみに。シリーズを読んでいると、たぶん俺の相手はわかります。ものすごくわかりずらい書き方ですが」
千速「あ、例の取り引き話」
梅野「そうそう。悪魔な二人だよ……」

■九重シリーズの八潮会長がどんな人物か気になってます。

宮古「本人出てきても惚けるのが上手そうなので。友人一同出張ることになりました。佐々野を一言で言ったら?ちなみに俺は『喰えない奴』です」
瓜生「俺は怖い、かな。いい意味でも」
千速「ときどき、儚い」
広「え?千速って結構人の知らない面を見てるよなあ。俺は畏怖を抱くときがある」
高居「苦労性」
春日「高居に言われるか……俺はうーん、カッコイイ奴」
大庭「人を動かすのが上手い。動く俺らも俺らだけど」
樹「不器用かな。何でも出来るくせに」
光己「ずるい……でも裏切らない」
一穂「信頼に値する人」

ありがとうございました。
九重生だけでも結構な量になったので、別ページになりました。

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